8 5月

「農の視点」

田植えの時期。ひび割れして渇いていた田畑がみすみずしく光を反射させる。ほとんどの農家が機械を使って田植えをする時代。時代が変われど、機械を使わず田植えする農家の人の姿に何故か心がなごむ。昔にタイムスリップした感じがした。たいへんな肉体労働だ…農業実習をしていた神学生時代を想起する。
先日、自給自足を目指す友達から連絡がはいる。田植えの時期なのに腰を痛めてしまったと…。毎年、家族が一年分くらいは食べられる米を作っている。今年はどうするのかと…
蛙の鳴き声に心がかさなる。ハイスピードの時代にあっても、『農の視点』をいつまでも忘れないで生きる我々でありたい。